Pythonを学びデータサイエンチストになりたい

データサイエンティストになりたい、と夢想しながら読書記録を書くブログです。

2018-01-01から1年間の記事一覧

ご冗談でしょう、ファインマンさん/リチャード・P・ファインマン

多くの方が勧めていた本。 ノーベル物理学賞を受賞したファインマンによるエッセイのようなものだが、軽妙な口調で書かれており、専門的な知識は必要なくサクサクと読める。 エッセイもおもしろいのだが、この本で私が学んだことは、好奇心を大事にすること…

無が一番いいのだー「人生に生きる価値はない/中島義道」

筆者のエッセイ集。軽妙な口調で、問題の深淵をバサバサと切り落とす印象。 中島氏の文章を読むと、ああ、自分もこのように濃淡はっきり生きられたら、どんなに良いかと感じることがある。実際は辛い事の方が多いのであろうが。 さて、そんな「人生に生きる…

暴走する能力主義/中村高康

昨今の教育界では、資質や能力(コンピテンシー)を重視する潮流がある。その傾向に対して疑問を呈した本。著者の専門である教育社会学の知識と理論的・実証的研究成果をベースに論じている。 なぜ「能力」が重視されるのか 背景として、「教育の大衆化」と…

統計検定や専門統計調査士の就職・転職・求人・使い道

/統計調査士・専門統計調査士は就職・転職に有利なのだろうか。 専門統計調査士の資格を保有して改めて思う。結論を言うと「就職・転職に直結はしない」である。だが、「使い方では役に立つ」ものである。 trq.hatenablog.com 就職・転職市場での募集 2018年…

【書評】「ウィーン愛憎」と「もうひとつの浅草キッド」に見るエネルギー

最近読んだ2冊について記録する。 1 ウィーン愛憎/中島義道 外人との喧嘩はこうやるのか!とコミュニケーション能力について役立つ指南書でもあった。著者が80年代にウィーンに留学した際の出来事を記したもの。 ウィーン愛憎―ヨーロッパ精神との格闘 (中…

フランス料理の学び方/辻静雄

私はスープをよく作る。 基本は野菜を切り、煮るだけである。そこにその日の気分によって、味噌を入れたり、ショウガを入れたり、トマトペーストを入れる。スープの具材から出た出汁と、調味料が混ざり合い、毎日違う味のスープができあがるのだ。 飽きる要…

変わり続けること。「ウォーレン・バフェット 成功の名語録」

最近、株式投資を始めている。 この関係で、ウォーレン・バフェットの本を読んだ。いわゆる名言集だが、気になったところを以下に記す。 ウォーレン・バフェット 成功の名語録 世界が尊敬する実業家、103の言葉 (PHPビジネス新書) 作者: 桑原晃弥 出版社/メ…

たった一文のために。「ひとり飲み飯肴かな/久住昌之」

だらだらと読む本にも、強烈に印象に残る一文がある。 この本は、そんな本だった。 ひとり飲み飯 肴かな 作者: 久住昌之 出版社/メーカー: 日本文芸社 発売日: 2015/09/18 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る 作者は、「孤独のグルメ」や…

「料理のセンス」を上げてくれた5冊の本(レシピ本を除く、2020年8月更新)

お勧めの料理本を紹介する記事を何本か見た。 私が料理のレシピをみないでも料理を作れるようにしてくれた、料理人三傑とそのバイブル本 - 勝間和代が徹底的にマニアックな話をアップするブログ 「200冊以上」料理本を読んできた料理人がオススメする料理本2…