「Pythonの知識」と「仕事への応用」の間にある崖を越える方法
Pythonの知識を活用して、実際の仕事へ応用する。なかなか難しいですよね。
私も最初は、「日々、手間と感じている業務(課題)」と「Pythonの知識」が揃えば、自然と応用できるものかと思っていました。
知識について身に着ける本は今、たくさん出ています。Excelの操作やメール送信を自動化する方法など。これを読むと、Excelのモデルなんかを使いつつ自動的に動かす方法は学ぶことができるかと思います。
ですが、これを日々の業務に活かすのはなかなか難しい。不思議なことに、自分の作業に活用するのにはどうも抵抗があるのです。本に書いてある「モデル」に従って、書いてあるとおりにやることと、自分で頭を使って創造的に行う事の差でしょうか。
この断崖を超えるのに苦労したのですが、私は以下を心がけました。
①まず解決したい課題、自動化したいExcelや作業を明確にする
②Excelを自動化すると決め、その実行日を決める
*できれば1日ゆとりをもって、朝から始めると良いです。
③余計なことができない環境(図書館やカフェ)に行き、朝からコーディング。
*分からないことがあったらネットで調査し、他のことはしないと意思を固める
恥ずかしながら、ここまで覚悟を決めてようやくそれなりのものができました。
無論、書籍にあるサンプルを使って十分に練習してからです。ある種、素振りみたいなもんでしょうか。本を使ってしっかり素振りをして、ある程度なれたら自分のExcelに対して応用する、練習試合なんかをするというイメージが近しいかもしれません。
とりあえず自分でもExcelを自動化できるようになりましたので、この経験を糧に、また他の事例や他の人が抱えている課題なんかもドシドシと改善していく。それによってまた経験を積み、自分のスキルをアップしていくことが大事なのかなと思っています。
最初の一歩を踏み出すのが大変というのは、本当によく分かりました。慣性の法則をみても、まず第一歩を踏み出すことが一番エネルギーが必要です。もしも普通の形でその一歩が踏み出せないならば、特別な日を作り、特別な環境で、特別なことをやるんだ、という意識で臨むと良いかと思います。