3冊並行読書のブログ

3冊並行読書の記録をするブログです。

書評

ご冗談でしょう、ファインマンさん/リチャード・P・ファインマン

多くの方が勧めていた本。 ノーベル物理学賞を受賞したファインマンによるエッセイのようなものだが、軽妙な口調で書かれており、専門的な知識は必要なくサクサクと読める。 エッセイもおもしろいのだが、この本で私が学んだことは、好奇心を大事にすること…

無が一番いいのだー「人生に生きる価値はない/中島義道」

筆者のエッセイ集。軽妙な口調で、問題の深淵をバサバサと切り落とす印象。 中島氏の文章を読むと、ああ、自分もこのように濃淡はっきり生きられたら、どんなに良いかと感じることがある。実際は辛い事の方が多いのであろうが。 さて、そんな「人生に生きる…

暴走する能力主義/中村高康

昨今の教育界では、資質や能力(コンピテンシー)を重視する潮流がある。その傾向に対して疑問を呈した本。著者の専門である教育社会学の知識と理論的・実証的研究成果をベースに論じている。 なぜ「能力」が重視されるのか 背景として、「教育の大衆化」と…

【書評】「ウィーン愛憎」と「もうひとつの浅草キッド」に見るエネルギー

最近読んだ2冊について記録する。 1 ウィーン愛憎/中島義道 外人との喧嘩はこうやるのか!とコミュニケーション能力について役立つ指南書でもあった。著者が80年代にウィーンに留学した際の出来事を記したもの。 ウィーン愛憎―ヨーロッパ精神との格闘 (中…

変わり続けること。「ウォーレン・バフェット 成功の名語録」

最近、株式投資を始めている。 この関係で、ウォーレン・バフェットの本を読んだ。いわゆる名言集だが、気になったところを以下に記す。 ウォーレン・バフェット 成功の名語録 世界が尊敬する実業家、103の言葉 (PHPビジネス新書) 作者: 桑原晃弥 出版社/メ…

「料理のセンス」を上げてくれた5冊の本(レシピ本を除く)

最近、お勧めの料理本を紹介する記事を何本か見た。 私が料理のレシピをみないでも料理を作れるようにしてくれた、料理人三傑とそのバイブル本 - 勝間和代が徹底的にマニアックな話をアップするブログ 「200冊以上」料理本を読んできた料理人がオススメする…

アカデミアや大学院を舞台にした小説・自叙伝6選

ここ数年で教授や博士といったアカデミアに関する小説をよく読んだ気がするので、まとめて書いておく。他にも良い作品をご存知でしたら、教えてください。 *文学部唯野教授シリーズ 文学部教授の生活の裏側と、 文学部唯野教授 (岩波現代文庫―文芸) 作者: …

思考はフレームで外物化し、そして説明で内物化する(ファシリテーション・ベーシック)

【目次】 1 読書や会議をする前はコンテンツだけでなく、プロセス(どう読み進め、考えるか)を重視する 2 思考はペンを持ってフレームに落とし込み(外視化)、最後に自分の言葉で説明する(内視化) 3 読書・議論・ワークショップの前には、そのハウツ…

タスクの優先順位付けマトリックス…と哲学(データの見えざる手/哲学な日々)

朝にはエネルギーを使う仕事をして、午後は気持ち的に取り組みやすい仕事をする。大事なのは動くと言うこと。それが、幸福度にも繋がる。ただし、目的達成にこだわらず、人生は味わうことと心得るべし。時に思索をするが、自分の考えは甘いと自覚し、他者の…